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ドロミティ・サッソルンゴトレッキング|行き方・ルート・所要時間を実体験で紹介

北イタリア・ドロミティにそびえるサッソルンゴ
左手前がサッソルンゴ。右奥がマッシッチョ・デッロ・シーリアル。

北イタリアの世界自然遺産ドロミティで、標高3,181mの岩峰サッソルンゴ周辺をトレッキングしました。

私たちはサンタ・クリスティーナに滞在し、セルヴァからゴンドラとリフトを乗り継いで山へ入りました。巨大な岩壁の間を歩き、立ったまま乗る小さなリフトにも挑戦。今回歩いたルートの所要時間は約5時間です。

この記事では、実際に歩いたルート、セルヴァからの行き方、利用したゴンドラとリフト、服装の注意点、ガルデーナカードについて、写真とともに紹介します。

※旅行当時の体験をもとにしています。運行状況や料金など変更されやすい情報は、2026年7月時点の内容を追記します。

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サッソルンゴトレッキングの基本情報

・場所:イタリア北部・ドロミティ(ヴァル・ガルデーナ)
・滞在拠点:サンタ・クリスティーナ
・主な出発地点:セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデーナ
・利用した交通:ゴンドラ、リフト、路線バス
・今回歩いた時間:約5時間
・主な見どころ:サッソルンゴ、ガルデーナ峠、セッラ山塊、ドロミティの高原風景

日本からサッソルンゴへの行き方|実際に利用したルート

私たちは成田空港からカタール航空を利用し、ドーハを経由してドイツのミュンヘンへ入りました。旅行当時の航空券は約10万円。乗り継ぎ時間が約21時間ありましたが、カタール航空が乗り継ぎ客向けに実施していた無料のドーハ市内観光に参加し、空港ではプライオリティパスを使ってラウンジも楽しみました。

ミュンヘンで1泊して観光した翌日、鉄道でオーストリアのインスブルックへ移動し、ここでも1泊。さらに列車で国境を越えて北イタリアへ入り、ブレッサノネで乗り換えてポンテ・ガルデーナまで行きました。ポンテ・ガルデーナからはバスに乗り、滞在拠点のサンタ・クリスティーナへ到着しました。

成田からの移動ルートは次のとおりです。

成田 → ドーハ → ミュンヘン → インスブルック → ブレッサノネ → ポンテ・ガルデーナ → サンタ・クリスティーナ

移動には時間がかかりますが、ドイツからオーストリア、イタリアへと列車で国境を越え、車窓の景色が変わっていく過程もこの旅の大きな楽しみでした。目的地へ向かう移動そのものが、忘れられない旅の一部になっています。

この旅のように、経由便や鉄道、現地交通を組み合わせて費用を抑える方法は、海外旅行を安くする方法7選で詳しくまとめています。

帰りはほぼ同じルートを逆にたどり、インスブルックではなくドイツのミッテンワルドに1泊しました。その後ミュンヘンへ戻り、市場でビールとソーセージを楽しんでから、ドーハ経由で成田へ帰国しました。

2026年も、ポンテ・ガルデーナ駅からサンタ・クリスティーナを経由してセルヴァ方面へ向かう路線バス350番が運行されています。時刻や運行日は変更されるため、旅行前に南チロル交通の公式時刻表で最新情報を確認してください。

ガルデーナ峠から望むサッソルンゴ|セルヴァからの行き方

私が宿泊していたドロミティにある街サンタ・クリスティーナ・ヴァルガルデーナから見えるサッソルンゴがなんかすごいですよね。高い丘の向こうに岩が突き出していてゲームに出てくる魔の山って感じです。

サッソルンゴへのアクセスは2㎞ほど東へ離れた隣街セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデーナからが便利です。

セルヴァからはたくさんのゴンドラやリフトが各方面に出ています。冬はこのあたり一面がスキー場になります。

まずは少し離れたところからサッソルンゴを見たかったのでガルデーナ峠に向かいます。こちらのdantercepiesというゴンドラを利用しました。

15分ほどで2,291mまで登ります。セルヴァの街や隣のサンタ・クリスティーナの街まで見えます。

ガルデーナ峠から望む標高3,181mのサッソルンゴ

そしてサッソルンゴがそびえたちます。サッソというのは岩という意味らしくまさに巨大な岩の塊です。標高は3,181m。

サッソルンゴの隣にはトッリデルセッラ。トッリは塔の意味。その名の通り塔のような岩が立ちならんでいます。

セッラ山塊の中で最も高いのがピズ・ボエ3,152m。セッラ山塊のふもとに道路がはしっていてドライブが気持ちよさそうです。

道路が通るガルデーナ峠までリフトで降ります。

ガルデーナ峠です。周辺の山へのトレッキングやロッククライミング、ドライブなどの人が行きかいます。右の丘の上に立つ教会が気になる。

ガルデーナ峠を東にこえていくとドロミティ東部の観光拠点コルティナ・ダンペッツォに通じています。30㎞ほどなので車で1時間くらいでしょうか。

気になった教会へ足をのばしてみました。セッラ山塊をバックにして丘にポツンとたつ教会。映画のワンシーンのようです。

教会へ向かう道のりはさながらドラゴンクエストでしょうか。

サッソルンゴトレッキングのルート|所要時間約5時間

サッソルンゴの全体像を見ることができたので一度セルヴァの街に戻っていよいよサッソルンゴトレッキングです。

セルヴァから今度はこちらのCiampioniのゴンドラでサッソルンゴのふもとまで行きます。

先ほどまでいたガルデーナ峠が見えてきました。右側がセッラ山塊です。

ゴンドラを降りると目の前にサッソルンゴ。デカい。

この光景をゆったりと楽しむためにカフェの方がたくさんチェアを用意してくれています。

私たちも歩く前にカフェで一休みします。店内にはなんか笑っちゃうイスが。

軽く食事をとってから出発です。

歩き始めるとこんな子と一緒になりました。ちゃんとポールを持っているのがカワイイ。

放牧されている牛もおんなじ道を通ります。近づくとけっこう怖いです。

サッソルンゴの足元まで間近に迫ると迫力アップ。雲がかかってきて魔の山感が増してます。

ヨーロッパのアルプスはどこも整備が行き届いていてオシャレなカフェが所々に作られていて、歩いていて気分が上がりますねえ。

壮大な景色を堪能しながらのトレッキングです。

1時間半ほど歩くとサッソルンゴが岩の塊というよりは中央部が裂けていることがわかるポイントに来ました。頂上の裂け目に向かってリフトがのびています。

サッソルンゴ山群の鞍部へ上る立ち乗りゴンドラ

写真の電話ボックスのような乗り物は、サッソルンゴ山群の鞍部へ上る「フォルチェッラ・サッソルンゴ」という2人乗りの立ち乗りゴンドラです。座席はなく、岩壁の裂け目へ吸い込まれるように上昇する、忘れられない体験でした。

2026年は、6月中旬から10月初旬までの運行が案内されており、料金は大人片道30ユーロ、往復45ユーロです。天候などにより運休する可能性があるため、利用前に最新の運行状況を確認してください。

はじめは緩やかですが、だんだん角度が急になって、最後はほぼ垂直に上がる感覚です。

山の上にもカフェがあって暖かいシチューをいただきました。ここまで登ると真夏なのにけっこう寒いんです。

反対側から歩いて下ります。遠くに見える高原が美しい。

岩壁に挟まれた間を降りていきます。けっこう緊張感がある。ポールが欲しい。

サッソルンゴの岩壁は垂直に切り立っています。右下にロッククライミングをしている方がいるの見えますかね?

こんな断崖絶壁にもロッジカフェがありました。

高度が下がって傾斜がゆるくなり、緑が増えてくると心ウキウキ快適に歩けます。

マーモット発見。超カワイイ。

巣穴も見つけました。

正面にガイスラー。

ドロミティ・ガイスラー山脈トレッキング|サンタ・マッダレーナまで歩く絶景ルート
ドロミティのガイスラー山脈を実際にトレッキング。サンタ・クリスティーナからコル・レイザーで山へ入り、サンタ・マッダレーナまで5時間以上歩いた絶景ルート、行き方、帰りの交通、服装、注意点を写真付きで紹介します。

ふもとのビジターセンターにあった模型です。サッソルンゴの全体の形がよくわかります。

左側の赤い道を向こう側まで歩いて裏側からリフトで登って山の裂け目のルートを降りてきたんですね。今回のルートは5時間くらいでした。

サッソルンゴ周辺だけでもほかにたくさんのトレッキングルートがあります。サッソルンゴは見る角度によって全く違った形に見えるので他のルートも楽しそうですね。

サッソルンゴトレッキングの服装と注意点

ゴンドラやリフトを使うと短時間で標高2,000mを超える場所まで上がります。私たちが訪れたのは真夏でしたが、山の上ではシチューを食べたくなるほど寒く感じました。

天候の変化に備え、脱ぎ着しやすい防寒着と雨具があると安心です。足元は岩場や急な下りがあるため、歩きやすい登山靴をおすすめします。私たちは下りで緊張する場所があり、トレッキングポールを持ってくればよかったと感じました。

また、ゴンドラやリフトは天候によって運休する場合があります。出発前に天気予報と運行状況を確認し、無理のない時間配分で歩いてください。

山を歩けないほど天候が悪い日は、無理にトレッキングをせず、街歩きへ切り替える方法もあります。私たちはガイスラーを歩いた翌日、休養を兼ねてサンタ・クリスティーナからボルツァーノへ日帰りしました。実際の移動時刻と雨の日の過ごし方は、「ドロミティの雨の日はボルツァーノへ|サンタ・クリスティーナから日帰り街歩き」で紹介しています。

ガルデーナカードは必要?ゴンドラ・リフト料金を節約

この日は7つのゴンドラやリフトを利用しました。私たちは旅行前にガルデーナカードを購入していたため、対象となる乗り物をその都度購入せずに利用できました。

旅行当時の料金は3日間73ユーロ、6日間98ユーロでした。私たちは6日間滞在して各方面へトレッキングに出かけ、購入金額の2倍以上に相当するゴンドラやリフトを利用しました。

2026年の料金は、大人1人につき3日間124ユーロ、6日間160ユーロです。滞在中に何度もゴンドラやリフトを利用するなら便利ですが、利用回数が少ない場合は個別購入のほうが安くなることもあります。旅行日程と利用予定を決めてから比較してください。料金や対象施設は変更される可能性があるため、購入前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。

サッソルンゴトレッキングのまとめ|実際に歩いて感じた魅力

サッソルンゴは、遠くから眺めても圧倒されますが、実際に岩壁の近くまで歩くと、その大きさと迫力をさらに強く感じられる山でした。見る角度によって姿が大きく変わるのも魅力です。

私たちが歩いたルートは約5時間。ゴンドラやリフトを利用して標高を上げられるため、歩き始めから壮大な景色を楽しめました。途中にはロッジやカフェもあり、休憩しながら歩けます。

一方で、標高2,000mを超える場所は真夏でも寒く、岩場や急な下りもあります。防寒着、雨具、登山靴を準備し、できればトレッキングポールも持っていくと安心です。天候とリフトの運行状況も必ず確認してください。

滞在中に複数のゴンドラやリフトを利用するなら、ガルデーナカードも検討する価値があります。私たちは6日間滞在し、購入金額の2倍以上に相当する乗り物を利用できました。

ミュンヘンからインスブルックを経て、鉄道で国境を越えながらサンタ・クリスティーナへ向かった移動も含めて、忘れられない旅になりました。目的地だけでなく、そこへ向かう道のりまで楽しみたい方におすすめしたいトレッキングです。

北イタリアで山だけでなく歴史ある街も歩きたい方には、ヴェローナもおすすめです。私たちが約3時間で巡った順番と時刻は、「ヴェローナ旅行記|3時間で巡る半日観光モデルコース・見どころ」で紹介しています。

アルプスの景色を楽しむハイキングでは、スイスのクライネ・シャイデックからメンリッヘンまでアイガーを眺めながら歩いたパノラマウェイも実際に体験しています。

この旅の他の行き先は、まとめ記事「ドロミティ&ミュンヘン周遊旅行記まとめ」でも紹介しています。