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ドロミティの雨の日はボルツァーノへ|サンタ・クリスティーナから日帰り街歩き

ドロミティ旅行では、雨が降ると楽しみにしていたトレッキングへ行けないことがあります。

私たちもサンタ・クリスティーナ・ヴァルガルデーナに滞在中、山の天候が悪くなった日に、ボルツァーノまで日帰りで出かけました。

有名な観光スポットを巡ったわけではありません。

旧市街の石畳を歩き、市場を眺め、広場のカフェで甘い物と飲み物を楽しみ、レストランで食事をしただけです。

それでも、中世ヨーロッパを思わせる街並みは、歩いているだけで十分に楽しいものでした。

今あらためて写真を見ると、最近はまっている『葬送のフリーレン』の世界を歩いているようにも感じます。

前日にガイスラー山脈を5時間以上歩き、翌日にはサッソルンゴを歩く予定でした。

その間にボルツァーノで休養日を入れたことで、疲れた体をリフレッシュできました。

この記事では、ドロミティの雨の日にボルツァーノへ出かけた理由、サンタ・クリスティーナから公共交通で移動した実際の時刻、街を歩いた正直な感想を紹介します。

※移動時刻は私たちが旅行した当日の記録です。待ち時間や列車の遅れを含み、現在の標準的な所要時間を示すものではありません。

中世ヨーロッパの雰囲気が残るボルツァーノ旧市街
目的地を決めず、石畳の旧市街をゆっくり歩きました

ドロミティの雨の日はボルツァーノ観光がおすすめ

結論からいうと、ボルツァーノはドロミティの雨の日に過ごす候補として使いやすい街でした。

サンタ・クリスティーナ周辺で雨が降っていても、山から距離があり標高も低いボルツァーノでは、天候が異なることがあります。

私たちが滞在したときも、ドロミティの山を歩きにくい日に、ボルツァーノでは旧市街を散策できました。

もちろん、ボルツァーノなら必ず晴れるわけではありません。

出発前に両方の地域の天気予報と、公共交通の運行状況を確認する必要があります。

それでも、雨の日をホテルで一日過ごす以外に、

  • ボルツァーノの旧市街を歩く
  • 市場や店を眺める
  • カフェでゆっくり休む
  • レストランで南チロルの料理を楽しむ
  • 博物館などの屋内施設へ行く

という選択肢を持てるのは大きなメリットです。

ボルツァーノ公式観光サイトでも、旧市街のアーケード散策、博物館、城、ケーブルカーなどが案内されています。

私たちは有名スポットへ入場しませんでしたが、目的に応じて一日観光へ広げることもできます。

ボルツァーノ公式観光サイトで現在の観光情報を確認する

トレッキングの中休みとしてボルツァーノへ行った

私たちのドロミティ旅行では、次のような順番で行動しました。

日程過ごし方
前日ガイスラー山脈を5時間以上トレッキング
当日ボルツァーノへ日帰りで出かけ、街歩きと休養
翌日サッソルンゴ周辺を約5時間トレッキング
翌々日ヴェローナを約3時間観光

前日のガイスラー山脈では、サンタ・クリスティーナからゴンドラで山へ入り、サンタ・マッダレーナ村まで歩きました。

絶景の連続でしたが、一日がかりの長い行程です。

実際に歩いたルートは、ドロミティ・ガイスラー山脈トレッキング|サンタ・マッダレーナまで歩く絶景ルートで紹介しています。

翌日はサッソルンゴを歩く予定だったため、ボルツァーノでは観光スポットを詰め込まず、街をゆっくり歩きました。

サッソルンゴ周辺を約5時間歩いたルートも別の記事にまとめています。

登山やトレッキングを連日続けると、脚だけでなく気持ちも疲れてきます。

途中で街歩きの日を挟むと、山とはまったく違う景色や食事を楽しめます。

ボルツァーノへ行った日は、単なる雨天時の代替観光ではなく、次のトレッキングを楽しむための休養日にもなりました。

サンタ・クリスティーナからボルツァーノへの行き方

私たちはサンタ・クリスティーナのホテル前からバスに乗り、ポンテ・ガルデーナ駅で鉄道へ乗り換えてボルツァーノへ向かいました。

12時4分に到着したボルツァーノ駅
バスと鉄道を乗り継ぎ、12時4分にボルツァーノ駅へ到着

旅行当日の移動記録は次のとおりです。

時刻行動
9:55サンタ・クリスティーナのホテル前バス停を出発
11:35ポンテ・ガルデーナ駅に到着
12:04ボルツァーノ駅に到着
18:40ボルツァーノ駅から帰路へ
20:51ヴァル・ガルデーナへ戻る

往路は約2時間9分、帰路は約2時間11分でした。

ただし、これは現在の標準所要時間ではありません。

私たちは乗り換え時に急がず、途中で待ち時間もありました。

この旅行中には列車の遅れも何度か経験しています。

そのため、上の時刻から「サンタ・クリスティーナとボルツァーノの移動には必ず2時間以上かかる」と判断しないでください。

旅行当時の実際の一日を示す記録として掲載しています。

ポンテ・ガルデーナ駅は複数の言語で表示される

駅の案内には、次のような複数の地名が表示されていました。

  • Ponte Gardena
  • Waidbruck
  • Laion
  • Lajen

ボルツァーノ駅にも、

  • Bolzano
  • Bozen

という2種類の表記があります。

乗り換え検索では、日本語表記だけでなくイタリア語とドイツ語の駅名も知っておくと見つけやすくなります。

現在の時刻は公式サイトで確認する

ヴァル・ガルデーナの公共交通は、季節や曜日によって時刻が変わります。

現在の経路は、旅行当時と同じとは限りません。

最新のバス・鉄道時刻は、次の公式サイトで確認してください。

乗り継ぎが必要な経路では、遅れが発生した場合に備えて、帰りの最終便よりかなり早い時間に移動を始める方が安心です。

ボルツァーノでは観光スポットを巡らず街を歩いた

私たちはボルツァーノで、博物館や城などの有名観光スポットには入りませんでした。

ボルツァーノ駅から旧市街へ歩き、市場や広場、石畳の道を眺めながら過ごしました。

具体的には、次のような一日です。

  1. ボルツァーノ駅から旧市街へ歩く
  2. 石畳の通りや歴史を感じる建物を眺める
  3. 花や野菜が並ぶ市場を歩く
  4. ヴァルター広場周辺で休憩する
  5. カフェで甘い物と飲み物を楽しむ
  6. レストランで食事とビールを楽しむ
  7. ジェラートを食べる
  8. ボルツァーノ駅へ戻る

名所を効率よく回るモデルコースではありません。

目的地を決めず、興味を引かれた道へ入り、疲れたら休むという過ごし方でした。

しかし、トレッキングの休養日には、このくらいゆったりした観光がちょうどよかったです。

ボルツァーノの街並みはファンタジー世界のようだった

ヴァルター像と歴史ある建物が並ぶボルツァーノの広場
中世のファンタジー世界を歩いているように感じた街並み

私がボルツァーノで最も気に入ったのは、特定の観光スポットではなく街並みそのものです。

石畳の道に、淡い色の建物、古い窓、装飾のある壁、広場、像、花が並んでいます。

華やかなイタリアの大都市というより、アルプスの山に囲まれた中世風の街を歩いているように感じました。

私はもともと中世ヨーロッパの街並みが好きです。

最近『葬送のフリーレン』にはまってから写真を見返すと、勇者一行が旅の途中に立ち寄る街のようにも見えます。

もちろん、ボルツァーノが作品の舞台やモデルだという意味ではありません。

私自身が写真から受けた印象です。

目的の建物へ一直線に向かうのではなく、

「この先には何があるのだろう」

と思いながら細い道を歩くだけで、十分にわくわくしました。

市場を歩くだけでも楽しい

花や野菜が並ぶボルツァーノ旧市街の市場
歴史ある街並みの中に、色鮮やかな市場が並んでいました

旧市街では、通りに野菜、果物、花などを並べた市場が開かれていました。

特別な商品を買わなくても、現地の人が普段どのようなものを買っているのかを見るだけで楽しめます。

色鮮やかな花や野菜と、歴史を感じる建物が同じ通りに並ぶ風景は、観光施設の中では味わえないものでした。

市場の開催日や場所は時期によって変わる可能性があります。

市場を目的に行く場合は、ボルツァーノ公式観光サイトなどで最新情報を確認してください。

広場のカフェで甘い物とアペロールを楽しむ

ボルツァーノの広場で楽しんだアペロールとイチゴのデザート
広場を眺めながら、アペロールと甘い物でゆっくり休憩

街歩きの途中では、広場を眺められるカフェで休憩しました。

妻はイチゴがたっぷりの甘い物を注文し、私はアペロール・スプリッツを飲みました。

目の前の広場を行き交う人を眺めながら、急ぐことなく過ごします。

登山中の休憩では、天候や残りの距離、体力を考えなければなりません。

街のカフェなら、次の目的地を気にせずゆっくり座れます。

前日のトレッキングで疲れた体には、この時間がとても贅沢に感じられました。

ボルツァーノで食事とビールを楽しんだ

ボルツァーノのレストランで食べた料理とビール
トレッキングの休養日に、料理とビールをゆっくり楽しみました

レストランでは、複数の料理を少しずつ盛り合わせた一皿と、パン、ビールを楽しみました。

南チロルは、イタリアとチロルの文化が交わる地域です。

メニューや駅名にも、イタリア語とドイツ語の両方が見られました。

料理の名前を正確には覚えていませんが、パスタやリゾット、肉料理などを一度に味わえたことを覚えています。

実際に食べた料理について、現在の正式名称や価格を推測して書くことはしません。

旅行当時の写真と記憶から分かる範囲で紹介しています。

ボルツァーノ観光はつまらない?

有名スポットを次々に見たい人にとって、私たちと同じ過ごし方では物足りないかもしれません。

私たちは、

  • アイスマンで知られる考古学博物館
  • ケーブルカー
  • 教会内部
  • 美術館

などには行っていません。

そのため、「ボルツァーノで絶対に見るべき観光地」を紹介できる記事ではありません。

一方で、街並みを眺めることが好きな人には、観光スポットへ入らなくても楽しめると思います。

私は、ボルツァーノを「大きな見どころが次々に現れる街」とは感じませんでした。

しかし、

  • 中世風の街並みを歩く
  • 市場を見る
  • 広場で休む
  • 食事やジェラートを楽しむ
  • トレッキングの疲れを取る

という目的には、とてもよい街でした。

観光地の数だけで街の価値を決める必要はありません。

何も決めずに歩いて楽しい街は、それ自体が一つの見どころだと思います。

ボルツァーノで何時間必要?

私たちは12時4分にボルツァーノ駅へ着き、18時40分に帰路へつきました。

滞在時間は約6時間36分です。

ただし、観光スポットを効率よく回ったわけではなく、カフェや食事を含めてゆっくり過ごした時間です。

目的別の目安は、次のように考えられます。

目的滞在時間の考え方
旧市街を歩き、広場とカフェを楽しむ半日程度
市場、食事、買い物までゆっくり楽しむ半日~1日
博物館や城なども見学する1日以上を検討
ヴァル・ガルデーナから日帰りする往復の移動時間も含めて一日確保

サンタ・クリスティーナから公共交通で日帰りする場合、ボルツァーノ市内の滞在時間だけでなく、往復の移動と乗り継ぎ時間も必要です。

ドロミティの雨の日にボルツァーノが向いている人

ボルツァーノへの日帰り観光が向いているのは、次のような人です。

  • 雨で山を歩けなくなった
  • 連日のトレッキングで疲れている
  • 中世ヨーロッパ風の街並みが好き
  • 市場やカフェをゆっくり楽しみたい
  • 車を使わず公共交通で移動したい
  • 有名スポットを詰め込まない旅行が好き
  • 雨の日もホテルだけで過ごしたくない

反対に、移動時間をかけたくない人や、列車・バスの乗り換えが負担に感じる人には向かない場合があります。

大雨や強風で交通機関にも影響が出ている日は、無理に出かけない方が安全です。

ボルツァーノ観光に関するよくある質問

ドロミティで雨ならボルツァーノは晴れていますか?

必ず晴れているわけではありません。

私たちの旅行では、サンタ・クリスティーナ周辺の山が歩きにくい天候でも、ボルツァーノでは街を散策できる日がありました。

出発前に両方の地域の時間帯別天気予報を確認してください。

サンタ・クリスティーナから日帰りできますか?

私たちはホテル前からバスに乗り、ポンテ・ガルデーナ駅で鉄道へ乗り換えて日帰りしました。

9時55分に出発し、20時51分ごろヴァル・ガルデーナへ戻っています。

ただし、当日の待ち時間や列車の遅れを含む記録です。

現在の経路と時刻は、南チロル交通の公式サイトで確認してください。

ボルツァーノの観光スポットへ行かなくても楽しめますか?

街並み、市場、広場、カフェ、食事が好きな人なら楽しめます。

博物館や歴史的建造物を中心に観光したい人は、事前に行きたい場所を決めておく方がよいでしょう。

雨の日の服装は?

ボルツァーノが晴れていても、ヴァル・ガルデーナでは雨が降っている可能性があります。

折りたたみ傘や薄手のレインウェア、濡れた石畳でも歩きやすい靴があると安心です。

帰りが夜になる場合に備え、薄手の上着も持っていきました。

まとめ|ボルツァーノはドロミティの休養日にちょうどよかった

ドロミティ旅行中に雨が降ると、予定していた山を歩けず、残念な気持ちになります。

しかし、無理にトレッキングを強行する必要はありません。

私たちはサンタ・クリスティーナからボルツァーノへ出かけ、

  • 中世風の旧市街を歩く
  • 市場を見る
  • 広場のカフェで休む
  • 食事とビールを楽しむ
  • ジェラートを食べる

という一日を過ごしました。

有名スポットはほとんど巡っていません。

それでも、前日のガイスラー山脈トレッキングで疲れた体を休め、翌日のサッソルンゴを歩くためのよい中休みになりました。

ドロミティは山の景色が主役です。

一方、天候の悪い日に麓を離れ、まったく違う街並みを見ることで、長期滞在の楽しみ方はさらに広がります。

翌々日に約3時間で歩いた街は、ヴェローナ旅行記|3時間で巡る半日観光モデルコース・見どころで紹介しています。

ドロミティで雨の日の予定に迷ったら、ボルツァーノで何かをたくさん「見る」のではなく、街をゆっくり「歩く」一日も検討してみてください。