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テントのシームテープ剥がれを補修|30年使ったアライテントを自分で部分修理

約30年使っているアライテントのシームテープが、あちこちで剥がれてきました。今回は全面的に貼り替えるのではなく、剥がれがひどい部分だけを部分補修しています。作業時間は約4時間でした。

補修後の2026年8月14日、実際の雨の中に約7時間テントを張ってテストしました。途中はかなり強い雨も降りましたが、今回補修した部分からは浸水を確認しませんでした。一方、まだ補修していない部分からは、実際に雨が浸水しています。

この記事では、部分補修の具体的な方法と、7時間の雨天テストで分かったことをまとめています。

30年使ったテントのシームテープが剥がれてきた

このテントは約30年前から使っているアライテントです。

これまで何度も山や源流へ持っていきましたが、さすがに30年も使えばテント本体だけでなく、防水処理にも劣化が出てきます。

今回特に気になったのが、縫い目を防水しているシームテープでした。

ところどころ浮いている程度ではなく、場所によっては完全に接着力を失っています。

この状態のまま次の源流行きに持っていくのは不安があったので、事前に補修しておくことにしました。

古いシームテープはかなり劣化していました。

劣化して剥がれたシームテープ

指で触っただけでも剥がれる場所があります。

接着剤も劣化しているようで、テープを剥がしているうちに細かいカスが大量に出てきました。

すべて剥がしてみると、かなりの量になりました。

剥がした古いシームテープの山

30年間使ってきたことを考えれば、ここまで持っただけでも十分だったのかもしれません。

テントのシームテープ補修に使ったもの

今回使った主なものは次の3つです。

・Ogawaのシーリングテープ
・シーム剤
・家庭用アイロン

Ogawaシーリングテープのパッケージ

実際に使った商品なので、補修用のシームテープを探している人には参考になると思います。
小川キャンパル シーリングテープ

また、形状的にアイロンでシームテープを圧着しにくい部分には、液状のシーム剤を使いました。

シーム剤を縫い目に塗っているところ

このシームコート剤は、30年前にこのアライテントエアライズを購入した時に同封してきたものです。

剥がれたシームテープを部分補修した方法

古いシームテープを剥がす

まず、完全に劣化した古いシームテープを剥がしていきます。

簡単に取れる場所もありましたが、場所によって状態がかなり違います。

強く引っ張って生地を傷めるのは避けたいので、無理に全部をきれいにしようとはしませんでした。

今回の目的は新品のように戻すことではなく、まだ使えるテントを実用上問題のない状態に戻すことです。

剥がれがひどい部分を中心に処理しました。

新しいシームテープを貼る

古いテープを取り除いた部分へ、新しいシーリングテープを合わせます。

新しいシーリングテープを置いた状態

その上からアイロンで熱を加えて圧着しました。

アイロンでシーリングテープを圧着

初めは少し緊張しましたが、すぐになれました。

少し曇り気味のテープが、透明になると大丈夫らしいです。

シーリングテープが縫い目にしっかり付いていることを確認しながら作業しました。

圧着後のシーリングテープ

なお、テントによって生地やコーティングは異なります。

同じ方法で補修する場合も、自分のテントや使用するシーリングテープの説明を確認したうえで作業した方がいいと思います。

シームテープを貼りにくい部分はシーム剤で補修

テントには、平らな縫い目だけでなく、メッシュとの境目や生地が重なる部分などがあります。

こうした場所は、シームテープをきれいにアイロン圧着するのが難しいです。

そこで今回はシーム剤を使いました。主に内側はテープ、外側はシームコート剤を使いました。

細いノズルなので、縫い目を狙って少しずつ塗ることができます。

シーム剤施工部分

見た目を新品同様にすることより、防水上問題になりそうな場所を塞ぐことを優先しました。

30年使ったテントなので、私はこのくらい割り切って補修しています。

補修作業には約4時間かかった

補修作業には、全部で約4時間かかりました。

古いシームテープを剥がすだけでも意外と時間がかかります。

さらに、

古いテープを剥がす

新しいテープの位置を合わせる

アイロンで圧着する

テープを使いにくい場所へシーム剤を塗る

という作業を繰り返しました。

全部のシームをやり直したわけではありませんが、それでも4時間です。

全面的に貼り替えるなら、かなりの時間を覚悟した方がよさそうです。

全部貼り替えず、傷みのひどい場所だけ補修した

最初はシームテープを全部貼り直すことも考えました。

しかし、実際に作業を始めるとかなり時間がかかります。

まだしっかり付いている部分まで全部剥がして貼り直すとなると、大仕事です。

そこで今回は、

・完全に剥がれている場所
・浮きがひどい場所
・雨が入ると困りそうな縫い目

を中心に補修しました。まだ問題がなさそうな場所は、そのまま残しています。これはあくまで今回の判断で、テントの状態によって最適な範囲は変わると思います。

まず部分補修で実際に使ってみて、それでも雨漏りや再剥離が起きるなら、その時点でもう一段しっかり直すという考えです。

新しいテントを買うのではなく、30年間使ってきたテントをもう一度山へ持っていける状態にする作業は、それほど嫌ではありませんでした。修理してまた使えるなら、その方が私には合っています。

補修後、実際の雨で7時間テストした

強い雨を含めて約7時間テントを張った

部分補修が終わったあと、2026年8月14日に、補修したテントを実際の雨の中に張ってテストしました。

張っていた時間は約7時間です。途中、かなり強い雨が降る時間帯もありました。降水量の推移は以下の通りです。

時間雨量
6:005ミリ
7:002ミリ
8:002ミリ
9:001ミリ
10:000ミリ
11:000,4ミリ
12:004ミリ
総雨量14,4ミリ

家の庭ですが、実際の雨天という条件でテントを長時間張り続けられたのは大きかったです。

7時間の雨天テスト後のアライテント
雨粒が残ったテント外側

補修した部分は7時間後も浸水なし

7時間経過したあと、テントの内側を確認しました。

今回補修した部分については、浸水は確認できませんでした。補修したシームテープに目立った浮きや、再び剥がれてきた様子もありませんでした。

雨天テスト後も浸水しなかったシームテープ補修部分
雨天テスト後も浸水しなかったシームテープ補修部分(別角度)

今回確認できたのは、あくまで「今回補修した部分については、約7時間の実雨テストで浸水を確認しなかった」という範囲です。テント全体が完全防水になったわけではありません。

補修していない部分からは雨漏りした

一方、今回補修しなかった部分からは、実際に浸水していました。

未補修部分には、古いシームテープの剥がれがそのまま残っています。

同じテント、同じ雨という条件で、「補修した部分→浸水なし」「補修していない部分→浸水あり」という違いをはっきり確認できました。

未補修でシームテープが剥がれている部分
未補修部分から浸水したテント内部

7時間の雨天テストで分かったこと

今回の雨天テストで確認できたことをまとめます。

補修した部分は、強い雨を含む約7時間の実雨テストで浸水を確認しませんでした。補修していない部分は、同じテスト条件で実際に浸水しました。

補修の効果は、今回に限り実際の雨で確認できたと言えます。ただし、これでテント全体の防水性が完全に回復したわけではありません。未補修部分には、まだ劣化した箇所が残っています。

今回の実験はここで終了です。

残っているシームテープも今後すべて補修する

未補修部分から実際に浸水したことが確認できたので、残っている古いシームテープについても、今後すべて補修していく予定です。

今回は範囲を絞って部分補修しましたが、次は残りの劣化箇所に順番に手を入れていきます。作業の様子は、また改めてこの記事か別の記事で紹介する予定です。

次回は源流釣行で実際に使って確認する

庭での雨天テストだけで終わりではありません。次回の源流釣行でも、実際にこのテントを使う予定です。

テント以外の源流釣りの装備は、源流釣りの持ち物|2泊3日テント泊で役立った装備・忘れて後悔した4つにまとめています。

実際の沢での使用結果は、追ってこの記事に追記します。

まとめ

30年使ったアライテントのシームテープを、全面交換ではなく傷みのひどい部分だけ部分補修しました。作業時間は約4時間です。

補修後の2026年8月14日、強い雨を含む約7時間の実雨テストを行いました。結果は、補修した部分は浸水なし、補修していない部分は浸水あり、という違いが確認できました。

未補修部分は今後すべて補修していく予定です。そして次回は、源流釣行で実際に使って確認します。