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夫婦2人の生活費は月20万円|旅行も釣りも楽しみながらFIREできた理由

「夫婦2人で月20万円」と聞くと、旅行や外食を我慢し、毎日ひたすら節約する生活を想像するかもしれません。

しかし、わが家が年間240万円で暮らしていた1年間には、旅行、海釣り、渓流釣り、登山、花見、ゲームなどの費用も含まれています。

食卓にも、釣った魚の刺身や漬け丼、イクラ、サザエ、カキフライ、パエリア、手作りピザなどが並んでいました。

夫婦2人の年間240万円生活で楽しんでいた手作り料理の食卓

【食卓全体が分かる写真を挿入】

住宅ローンを完済していたという条件はありますが、夫婦2人でこれだけ楽しみながら、家計から出ていったお金は年間240万円。月平均では20万円です。

私たちは、このような生活を約2年間続けました。

その経験から、

自分たちは、それほど多くのお金を使わなくても、十分に楽しく暮らせる

と実感できたことが、後のFIREを決断する大きな理由になりました。

この記事では、実際の家計簿と当時の写真をもとに、月20万円生活の内容と、それがFIRE後の安心にどうつながったのかを紹介します。

夫婦2人の生活費は年間240万円・月平均20万円だった

今回紹介するのは、2020年5月から2021年4月までの1年間の家計簿です。

生活費
2020年5月13万円
2020年6月28万円
2020年7月17万円
2020年8月15万円
2020年9月19万円
2020年10月32万円
2020年11月20万円
2020年12月15万円
2021年1月30万円
2021年2月21万円
2021年3月14万円
2021年4月16万円
合計240万円

月によって13万円から32万円まで大きな差があります。

毎月必ず20万円以内に収めていたのではありません。税金や保険、大きな買い物がある月は支出が増え、何もない月は自然に少なくなるという家計でした。

1年間の合計が240万円なので、月平均にするとちょうど20万円です。

なお、この金額については次の条件があります。

  • 夫婦2人分の生活費
  • 住宅ローンは完済済み
  • 所得税・住民税・社会保険料は給与から天引き
  • 固定資産税や車関係費など、家計から直接支払った費用は含む

「税金も社会保険料もすべて含めて月20万円」という意味ではありません。この点は、正確にお伝えしておきます。

年間240万円には税金や大きな買い物も含まれている

年間240万円の中には、日常の食費や光熱費だけでなく、まとまった支出も入っています。

例えば、次のようなものです。

  • 自動車税
  • 軽自動車税
  • 固定資産税
  • 自動車保険
  • 浄化槽の費用
  • 人間ドック
  • ふるさと納税10万円
  • パソコン
  • PS5
  • ディスプレイ
  • ゲームソフト

2021年1月には、PS5、ディスプレイ、ゲームソフトなどを購入したため、1か月の支出は30万円になりました。

それでも年間では240万円に収まっています。

また、240万円のうち10万円はふるさと納税です。上限内で控除を受けているため、これは通常の買い物とは性質が異なります。

家計簿上の支出は240万円ですが、ふるさと納税を除いた生活・レジャーなどへの支出は約230万円でした。

月20万円でも旅行やレジャーを我慢していなかった

わが家の年間240万円生活は、家に閉じこもって何もしない生活ではありませんでした。

この1年間だけでも、さまざまな場所へ出かけています。

善光寺と戸隠へ旅行

2020年6月には、長野県の善光寺と戸隠へ行きました。

夫婦2人で年間240万円生活をしていた頃に訪れた戸隠の杉並木

歴史のある寺社を歩き、杉並木を眺める。こうした旅行は、必ずしも大きなお金を使わなくても楽しめます。

日光で紅葉を楽しむ

秋には中禅寺湖の紅葉を見て、神橋や日光駅にも立ち寄りました。

夫婦2人で年間240万円生活をしていた頃に楽しんだ中禅寺湖の紅葉

自宅から行きやすい場所にも、全国から観光客が訪れる名所があります。

遠くへ行くことだけが旅行ではありません。近くにある自然や観光地を楽しむことも、生活の満足度を高めてくれました。

渋温泉にも宿泊

2021年3月には長野県の渋温泉へ行き、歴史を感じる木造旅館のある温泉街を楽しみました。

夫婦2人で年間240万円生活をしていた頃に宿泊した長野県の渋温泉

年間240万円だからといって、旅行をすべて諦めていたわけではありません。

回数や費用を意識しながらも、本当に行きたい場所には出かけていました。

海釣り・渓流釣り

海釣りや渓流釣りも楽しみました。

年間240万円生活をしていた頃の海釣りで釣った鯵

釣りには、ほかの趣味にはない合理的な面があります。

釣ること自体がレジャーになり、釣れた魚は食材にもなります。遊びの成果を持ち帰り、刺身や焼き魚、漬け丼などにして、もう一度楽しめるのです。

海釣りで釣った鯵を使った手作りの刺身

レジャーと食事が一体になっているため、一度の支出から何度も満足を得られます。

これは、今でも私の好きなお金の使い方です。

登山・紅葉狩り・花見・動物園も楽しんだ

旅行や釣り以外にも、登山、紅葉狩り、河津桜の見学、動物園などへ出かけました。

年間240万円生活をしていた頃に夫婦で楽しんだ雲海の見える登山
年間240万円生活をしていた頃に夫婦で楽しんだ河津桜と菜の花
年間240万円生活をしていた頃に夫婦で訪れた動物園のカピバラ

高額なサービスを買わなくても、自然の中を歩いたり、季節の変化を見たりするだけで、充実した一日になります。

節約のために無理やり無料の場所を選んでいたのではありません。もともと私たちが楽しめることに、それほど大きなお金が必要なかったのです。

月20万円生活でも食事は質素ではなかった

「月20万円生活」と聞いて、毎日同じような安い料理を食べる生活を想像する人もいるでしょう。

しかし、当時の写真を見返すと、わが家の食卓は自分で言うのも何ですが、かなり豊かでした。

サザエ、イクラ、カキフライ、パエリア、手作りピザ、肉料理、釣った魚の刺身や漬け丼。庭で炭火焼きも楽しんでいました。

外食ですべて同じものを食べれば、かなりのお金がかかります。

しかし、自分たちで作ったり、釣った魚を料理したり、食材を工夫したりすれば、費用を抑えながら満足度の高い食事ができます。

私たちは、食べる量や楽しさを削って節約していたのではありません。

お金を払わなくても自分でできる部分を増やすことで、支出を抑えていました。

月20万円で暮らせた理由は「我慢」ではない

わが家の生活費が少なかった最大の理由は、住宅ローンを完済していたことです。

住居費の有無は家計に大きな影響を与えるため、賃貸住宅に住んでいる家庭と単純には比較できません。

そのうえで、ほかにもいくつか理由があります。

自炊そのものを楽しんでいた

外食を我慢して自炊していたのではなく、料理すること自体を楽しんでいました。

釣った魚をどう食べるか考えたり、ピザやパエリアを作ったり、庭で炭火を起こしたりする時間もレジャーの一部でした。

お金のかからない趣味が多かった

釣り、登山、花見、紅葉狩りなどは、道具や交通費こそ必要ですが、毎回高額な料金を支払う趣味ではありません。

自然の中で体を動かすことが好きだったため、支出が少なくても退屈しませんでした。

満足度の低いものにお金を使わなかった

すべての支出を減らそうとしていたわけではありません。

自分たちにとって満足度の高い旅行、釣り、ゲーム、食事にはお金を使いました。一方で、あまり満足につながらないものには使いませんでした。

大切なのは、支出額そのものより、

使ったお金に対して、どれだけ長く楽しめるか

だと考えています。

釣りなら、釣る前の準備、釣っている時間、料理、食事、写真や思い出まで楽しめます。

旅行も、計画している時間から帰宅後に写真を見返す時間まで、満足が続きます。

同じ1万円でも、使い方によって得られる幸福の量は大きく変わります。

年間240万円生活がFIREへの不安を小さくした

当時、私たちはFIREしていませんでした。

それでも、夫婦2人で年間240万円ほどあれば、旅行や趣味を楽しみながら生活できることは分かっていました。

しかも、これは机上のシミュレーションではありません。

実際に約2年間、その生活を続けていました。

FIREを考えるとき、多くの人は「退職後に生活費を下げられるだろうか」と不安になると思います。

しかし、私たちは退職してから初めて節約生活へ切り替える必要がありませんでした。

すでに、

この程度の生活費でも、自分たちは不満なく暮らせる

と、家計簿と実生活の両方で確認できていたからです。

FIREを決断できた理由は、資産の計算だけではありません。

多くのお金を使わなくても幸せに暮らせるという実感が、数字と同じくらい大きな安心材料になりました。

その後は、あえて使うお金を増やした

年間240万円生活を約2年間続けたあと、わが家は支出を増やしました。

生活費を抑えられなくなったわけではありません。

考え方が変わったからです。

年齢を重ねてからお金をたくさん持っていても、体力や健康状態によっては、やりたいことができないかもしれません。

それなら、まだ若さと体力があるうちに旅行や経験へお金を使った方が、人生全体で得られる幸福は大きい。

私はその方が合理的だと考えるようになりました。

節約できることは分かった。FIRE後の安全性も確認できた。

だからこそ、その安全な土台の上で、今しかできない経験にお金を使おうと考えたのです。

今はFIREしてブログを書きながら暮らしている

そして現在、私は仕事を早期退職し、このブログを書きながら自由に暮らしています。

今は、年間240万円だったころよりも積極的に旅行や経験へお金を使っています。

しかし、将来お金が不足しそうになったら、年間240万円程度の生活へ戻すことができます。

すでに一度、その金額で十分楽しく暮らせることを経験しているからです。

将来受け取る夫婦2人分の公的年金の見込額も、年間240万円の生活費と大きく離れていません。必要になれば車を1台減らすなど、さらに支出を調整する余地もあります。

私にとってFIREの安心とは、一生分のお金を一円単位まで完璧に計算できたことではありません。

必要になれば生活費を下げられる。
しかも、生活費を下げても楽しく暮らせる。

そう確信できていることです。

FIRE後に実際にどれくらいお金を使っているのかは、[FIRE後3か月の生活費を公開した記事]で詳しく紹介しています。

まとめ|少ない生活費でも幸せに暮らせる実績がFIREの土台になった

わが家は、夫婦2人で年間240万円、月平均20万円の生活を約2年間続けました。

住宅ローンを完済していたという大きな条件はありますが、その金額には車関係費、固定資産税、旅行、釣り、ゲーム、パソコンなども含まれています。

食事やレジャーを極端に我慢していたわけでもありません。

旅行へ行き、海や渓流で釣りをし、登山や花見を楽しみ、釣った魚や手作り料理を味わっていました。

この生活から分かったのは、人生の満足度は使った金額だけでは決まらないということです。

自分が本当に好きなことを知り、満足度の低い支出を減らせば、それほど多くのお金がなくても豊かに暮らせます。

そして、その事実を実生活で確認できたことが、私たちのFIREを支える土台になりました。

今は、若いうちにしかできない経験へ以前より多くのお金を使っています。

それでも不安が小さいのは、必要になればいつでも年間240万円の生活へ戻れると分かっているからです。

少ない生活費でも幸せに暮らせることは、単なる節約術ではありません。

私にとっては、働くかどうかを自分で選べる自由を手に入れるための、大きな力になりました。

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