どうしてもこの景色の中に入りたくて、クロアチアのボルに行ってきました。
ボルはクロアチアのブラチ島という島にある小さな街です。
まさに絵葉書の世界といえるブラチ島ボルへの行き方、観光、ビーチ、グルメ、ホテル、ナイトライフ、治安、費用などを紹介します。
クロアチアで最も美しいビーチ ズラトニラット
ブラチ島ナンバーワンのスポットといえば、クロアチアで最も美しいビーチといわれるズラトニラットです。
ヨーロッパで一番美しいビーチの一つに選ばれたこともあります。
ズラトニラットとはクロアチア語で黄金の角という意味です。
真っ白なビーチが角のように紺碧のアドリア海に突き出している景色は、クロアチアで最も美しいビーチの呼び名にふさわしいものです。
潮の流れによって白石が堆積して形作られるこのビーチは、時期によって少しずつその姿を変えていくそうです。
さっそく絵葉書のような景色に入ってみました。
真ん中のオレンジのパレオが私です(ちょっと小さいですが・・)。
ズラトニラットの先端付近です。
先端はやはり人気で人も多いですね。
それにしてもこの透明度と水の色のグラデーションがたまりません。
私も日本から持って行ったエアマットでプッカリ浮かんでみました。
透明度が高くて宙に浮いているよう。
砂ではなく小さな白い石のビーチなので、舞い上がることがなく透明度はバツグンです。
ちなみにこの白い石灰岩がブラチ島の名物なんだそう。
確かに山肌の岩も白いですよね。
先端部分から振り返ってみると、さすがにトップシーズンだけあってたくさんの方々が思い思いにズラトニラットを満喫しています。
ほぼ欧州の方ですね。
ビーチの両側にアドリア海という独特の地形です。
そして奥にそびえるのがブラチ島の最高峰ヴィドヴァ・ゴラ。
標高778メートルでアドリア海のすべての島々の中でも最高峰だそうです。
こんな素敵なビーチサイドカフェもあります。
私はいつもの節約旅行なので、150円くらいの焼きトウモロコシを買って食べてました。
とってもおいしかった。
ズラトニラットのアクティビティ
ズラトニラットの全景を見るなら空からが一番です。
ビーチではパラセーリングができます。
冒頭の写真もこれに乗って空から撮っています(全部スマホですが)。
ビーチにこんな白いパラソルがあってそこで受付です。
予約はいりません。
黄色い旗が目印ですかね。
中学生レベルの英語でOK。
クレジットカードが使えませんでしたが、ビーチのはじにATMがあってそこでキャッシングしました。
こんな素敵なお兄さんたちが、ビーチから直接ボートで沖に連れて行ってくれます。
ボートで海を走るだけでテンションが上がります。
ズラトニラットが離れていく。
わずか1分くらい走ると、沖にパラセーリング用の別の船が止まっていてくれて乗り換えです。
こちらのお兄さんたちもメッチャカッコいい。
あっという間に飛ばせてくれます。
15分以上は飛ばせてくれて日本円で5,000円くらいでした。
これは2人分の料金ですが、さすがに東南アジアほどは安くないですね。
マレーシアでは驚きの1,500円でしたから。
でも十分満足できるアクティビティです。
やっぱり空からズラトニラットの全景を見たいですからね。
ちなみに標高778メートルのヴィドヴァ・ゴラに登っても、ズラトニラットの全景を見ることができます。
こちらは自分で登れば無料です。
もちろんトレッキングの現地ツアーもあります。
半日で登って帰ってこられますよ。
ズラトニラットへのアクセス
ズラトニラットはボルの市街地から少し離れた場所にあります。
距離にして2キロ程、のんびり歩いて30分くらい。
もちろんズラトニラットの目の前にもホテルがありますが、ショップやレストランが市街地に多いのでホテルは市街地にとったほうが便利です。
またブラチ島旅行が日帰りの場合は、フェリーが市街地の港に着くのでやはりズラトニラットまでは距離があります。
市街地からズラトニラットにアクセスする方法は3つです。
ボートタクシーと観光列車と徒歩です。
ボートタクシーは市街地中心部にあるこの港で発着しています。
片道1,000円~2,000円くらいで5分ほどで、ズラトニラットのビーチに直接連れて行ってくれます。
時間は特に決まっていなくて、お客さんが来たら出発みたいな感じです。
港からこんな観光列車も出ています。
なんだか楽しいですよね。
こちらは片道200円くらい。
ズラトニラットまでの時間は15分くらい。
10:00~17:00の間で20分間隔で運行しています。
でも一番のおすすめは徒歩です。
時間は30分ほどかかりますが、途中はずっとこんな素敵な景色を見ながら歩けるんです。
なんといってもタダですし。
もちろん途中のこの辺で泳いじゃってもOK。
海の向こうにズラトニラットが見えています。
道のりの途中ではショップやカフェもたくさんあって、歩いているだけで楽しくなります。
ジェラートを食べながら30分なんてあっという間です。
ボルのタウン情報
ボルはブラチ島の西海岸にある小さな街です。
1時間もあれば街中回れてしまうくらい。
でも、どこを見ても南欧のおしゃれな雰囲気いっぱいです。
市街地中心部にある港の周りには、たくさんのカフェやレストランが並んでいます。
木陰のカフェのゆる~い雰囲気がたまりません。
シーフードがおいしいカジュアルなカフェレストラン。
もちろん店内席もありますが、このストリートに面したテラス席がいいですね。
人気のワインセラーで、アドリア海に沈む夕陽を見ながらワインを楽しむ。
ここにテーブルをセットするセンスがすばらしい。
この港の水がとってもきれいなんです。
小さな魚がたくさん泳いでるの見えますか?
フォトジェニックな街並み
海に面したメインストリート。南欧リゾートの風が吹きます。
1階がショップになったホテル。
バルコニーのテーブルとチェアがかわいい。
ちょっとした裏路地もとってもきれいです。
なんてことない民家ですが石かべがいい感じ。
にぎやかな青果店も色鮮やか。
ボルのナイトライフ
夜になってライトアップされた街並みがまた魅力的です。
日が沈む時間になると、街の各所がライトアップされてにぎやかになります。
港のメインストリートには夜店が並びます。
お肉やお魚、お酒などいい香りが港にただよいます。
お店によっては行列ができるほどのにぎわいです。
一皿500円くらいでした。
昼にはなかったステージもできています。
子供もたくさんいて治安は全く心配ありません。
ライトアップされた教会にも、たくさんの人が集まっていました。
ボルのグルメ情報
宿泊したホテルの隣にあったピザ屋さんを紹介します。
こんな本格的な窯でモヒカンのお兄さんがピザを焼いてくれるんですが。
生地とソースを焼いた後にチーズやオリーブ、野菜などをのせるらしくトッピングされているものはみんな生なんです。
興味があったら試してみてください。
ビールとワインとサラダとピザで2,500円くらい。
安いですよね。
ピザが大きくて2人でも半分しか食べきれなかったけど、半分はきちんと箱に入れてテイクアウトさせてくれました。
ホテルに持って帰って後で食べました。
ボルの市街地には、お高いレストランから屋台料理まで何でもあって選べますが、私たちはいつもどおり格安旅行なので、スーパーで食材を買ってきてホテルで食べることが多かったです。
クロアチアはKONZUMというスーパーが目立ちましたね。
2人分でこんな感じ。
赤ワインは前のホテルでプレゼントされたもの。
全部で1,000円くらいですかね。
やっぱり地元のスーパーが一番安いです。
お安く世界を旅する工夫はこちらの記事でご覧ください。
海外旅行を安くするテクニックおすすめ6選❕お盆や年末年始でもお得に楽しめる‼
今回利用したホテル
今回利用させていただいたホテルは、アパートメントホテルヴィラダルマチアです。
クロアチアのアドリア海沿岸部をダルマチア地方と呼びます。
ヴィラダルマチアはボルの市街地に3件くらいあるんですが、それぞれタイプが少し違います。
私たちが宿泊したこちらの建物は、アダルトオンリーで子供連れは宿泊できないそうです。
宿泊者は5、6組程度で落ち着いた雰囲気が漂うホテルでした。
アパートメントホテルというだけあってキッチンや食器がそろっています。
ウェルカムドリンクのワインをいただきました。
プールサイドでの朝食が、朝からテンションを上げてくれます。
料理がすごく凝っていて、毎日食べても飽きませんでした。
プールは夜になるとライトアップしてくれます。
受付の女の子がすごくかわいくて、日本が好きなんですとよく英語で話しかけてくれました。
プールサイドにいると飲み物をお持ちしましょうかと声をかけてくれて、ラグジュアリーな気分を味わわせてくれます。
もちろん有料ですが(笑)。
2名朝食付で一泊16,000円くらい、4泊させていただきました。
今回のアクセス方法
とっても素敵なボルの街ですがボルは日本からだと、とてもアクセスしにくい街です。
まず日本からクロアチアへの直行便がありません。
どこかの国を経由して首都のザグレブに入ることになります。
また、首都のザグレブからボルのあるブラチ島は500キロぐらい離れており、交通の便もよくありません。
飛行機は週に1便土曜日のみ。
電車はなく長距離バスだとブラチ島の近くの都市まで1日かけて移動になります。
島に渡るためにフェリーを使う必要もあります。
そのせいか日本人はおろかアジアの方がほぼいません。
通常クロアチアといえば首都ザグレブをはじめとして、ドブロブニクやプリトビッツェに行きますよね。
今回私たちは同じクロアチアのロヴィニから、長距離バスの深夜便でブラチ島近くの都市スプリトに移動して、スプリトからフェリーでボルに入りました。
バスが5,000円、フェリーが1,300円です。ロヴィニまでの移動方法はこちらの記事でどうぞ。
まずロヴィニからこのバスでスプリトに向かいます。
バス乗り場の目の前がチケット売り場です。
途中でリエカ、ザダル、シベニク、スプリト、ドブロブニクと一晩かけて移動する長距離バスです。
シベニクもスプリトもドブロブニクも世界遺産ですね。
バスが間違っていないか不安で、必死にフロントガラスの行き先を読みました。
ロヴィニを夕方に出発。
途中で3回くらい乗降場兼トイレ休憩をはさみながら、真夜中のクロアチア沿岸部を南下していきます。
これはザダルの休憩所。
真夜中でもけっこうにぎやかです。
夜行バスを利用することで宿泊費が一泊分浮きます。
寝ている間に次の街につけるので、移動日を設ける必要がなく効率的に旅ができます。
これが私の節約旅行術、体力使いますけど・・・。
次の日の夜明けごろスプリトのバスステーションにつきました。
スプリトも世界遺産に指定されている中世ロマンいっぱいの街ですが、今回は宿泊せずにほとんど素通りです。
バスステーションの目の前が港です。
到着してすぐパニーニを買って港で朝食です。
夜行バスはやっぱり疲れました。
バスステーションの目の前の港から、ブラチ島へのフェリーが出ています。
ターミナルの中でブラチ島へのチケットを買えますが、私たちは前もってネットでとっておきました。
利用したのはこちらのサイトです。
スマホだけで簡単に取れるし、電子チケットをスマホに入れておくだけで、紙チケットを持たずに済むので大変便利です。
ブラチ島のボルまで1時間です。
いくつかのフェリー会社がありますがJadrolinija(ヤドロリニヤ)という会社を利用しました。
スプリトからブラチ島、フヴァル島、コルチュラ島、ドブロブニクとすべて行きたいところばかりです。
ちなみにスプリトの港は大きくてけっこう迷いました。
チケット売り場と乗り場が離れています。
これがフェリーの中。
左のガラスの中がチャイルドルームになっていて、小さいお子さんが遊べます。
乗船客はリゾートアイランドに行く雰囲気満々で、カードとコインを広げて賭けトランプをしていたり、お酒を飲み始めていたり。
1時間でボルに到着です。
フェリーが到着するのも市街地中心の港です。
フェリー乗り場のすぐ横が、こんなビーチになっています。
ボルの旅のまとめ
アクセスがちょっと大変ですけど、たどり着いた時の感動は大きくなります。
こんなヨーロッパの港のカフェでゆったりとした時間を過ごしてみませんか。
ブラチ島ボルへの旅オススメです。
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