家庭菜園というと、水やりや草取り、肥料などの手入れが必要というイメージがあります。
しかし我が家の庭では、15年以上前に植えたニラ、ミョウガ、フキ、ラッキョウなどが、ほとんど手をかけなくても毎年生えてきます。自分たちで植えていない山椒が自然に育ったり、シソが庭のあちこちから芽を出したりすることもあります。
我が家では「家庭菜園をしている」というより、庭に毎年生えてくる食べられる植物を、必要なときに採って利用しているという感覚に近いです。
この記事では、実際に15年以上ほぼ放置してきた庭で、今も毎年収穫している植物と、それぞれの増え方や食べ方を紹介します。
一度植えたら15年以上、ほぼ手入れなしで毎年収穫できているもの
我が家の庭で毎年食べている主な植物は次のとおりです。
- ニラ
- ミョウガ
- フキ
- ラッキョウ
- 山椒
- シソ
- ヤマボウシ
ニラ、ミョウガ、フキ、ラッキョウは、妻が実家から苗をもらってきて植えたものです。それから15年以上たった今も毎年収穫できています。
ただし、同じ「ほぼ放置」でも性格はかなり違います。フキは食べきれないほど広がる一方、シソは完全に放っておくと雑草に負けてしまいます。
ニラ|15年以上、手入れゼロでも春から秋まで収穫できる
我が家のニラは、妻が実家から苗をもらってきて庭に植えたものです。それから15年以上たちますが、水やりや肥料などの手入れはまったくしていません。
それでも毎年春になると自然に伸び始め、秋まで収穫できます。
増え方もかなり旺盛です。フキほどではありませんが、ミョウガと同じくらいの勢いで少しずつ生える範囲が広がっています。
採ったニラは、卵と一緒に炒めたり、もやしと炒めたり、チヂミに入れたりして食べています。壺ニラのように漬けて食べることもあります。
一度植えてから15年以上、毎年植え直すことも手入れすることもなく、春から秋まで食卓に使える。我が家では、ミョウガやフキと並んで「植えっぱなしで毎年食べられる」代表的な植物です。
ミョウガ|15年以上、何もしなくても毎年夏の薬味になる
我が家のミョウガも、妻が実家からもらってきたものを植えたのが始まりです。場所は隣地とのフェンス沿いの半日陰。それから15年以上たちますが、植え直したことはありません。
水やりや肥料などの手入れもまったくしていません。それでも毎年少しずつ生える範囲が広がっています。
我が家では8月ごろから採れ始め、9月中旬ごろまで収穫できます。
毎日採りに行くのではなく、だいたい1週間に一度まとめて採っています。収穫量をならすと、時期の最中なら1日3本くらい使える計算で、夏の薬味には困りません。
ただし、妻の実家では7月ごろから採れているので、我が家は収穫時期が遅く、量も少ない方だと思います。
収穫するときは、地面に出ているものだけでなく、表面の土を軽くどかして探すことがあります。まだ土の中に埋まっているミョウガを少し早めに見つけるためです。
地表に出て時間がたつと花が咲きます。花が咲く前に採れるのが一番ですが、毎日確認しているわけではないので、ちょうどいいタイミングに当たるとは限りません。そのため、土を軽くどかして早めに採ることが多くなりました。
花が咲いてしまったものも捨てず、花を取って普通に食べています。
採ったミョウガは、冷ややっこの薬味、みそ汁、納豆、そうめんなどに使います。キュウリやナスの塩もみに混ぜることもあります。
一度植えて15年以上、何もしなくても夏になると毎年薬味をまかなってくれる。 我が家では特に手間のかからない植物です。
フキ|15年以上放置したら食べきれないほど広がった
我が家のフキも、妻が実家から苗をもらってきて庭に植えたものです。15年以上たちますが、水やりや肥料などの手入れはまったくしていません。
それでも地下茎で毎年勝手に広がり、今では庭のかなり広い範囲まで生えています。ミョウガよりも増える勢いが強く、とても食べきれません。
我が家では4月末ごろから10月初めごろまで食べられます。ただ、夏を過ぎるころには毎年かなり食べているので、こちらが飽きてしまい、あまり採らなくなります。
食べるときは、ゆでて皮をむき、5cmくらいの長さに切って油で炒めます。砂糖、酒、しょうゆ、みりんで適当に味付けするのが我が家の定番です。
タケノコや油揚げを一緒に炒めてもおいしく、ゴマや唐辛子を加えることもあります。
仕上げに庭で採れた山椒の新芽をのせると、香りも見た目もよくなり、特に気に入っています。
「手間がかからない」という点では非常に優秀ですが、我が家ではむしろ増えすぎることの方が問題になる植物です。
ラッキョウ|15年以上、手入れなしで少しずつ増えている
ラッキョウも、妻が実家から苗をもらってきて植えたものです。それから15年以上たちますが、特別な手入れはしていません。
ミョウガやフキのように勢いよく広がるわけではなく、毎年少しずつ増えていく感じです。
収穫するのは初夏。掘り上げたラッキョウを洗い、我が家では味噌をつけてそのまま生でかじります。
甘酢漬けにするのではなく、採れたものを味噌でそのまま食べるのが我が家の定番です。
フキのように増えすぎることもなく、庭の一角で少しずつ増えながら、初夏になると毎年食べられる植物になっています。
山椒|水場のそばに自然に生えて10年以上
山椒は、ニラやミョウガ、フキ、ラッキョウとは違い、自分たちで植えたものではありません。
我が家の庭には、竹で作った鹿威しのある小さな水場があります。そこにはカラス、ハト、スズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、モズ、セキレイなど、いろいろな鳥がやってきます。
その水場の周辺には、植えた覚えのない植物がよく生えてきます。鳥が運んできた種が発芽しているのではないかと思っていますが、本当のところは分かりません。
山椒もその一つで、気づけば自然に生え、そのまま10年ほど育っています。
特別な手入れはしていませんが、放っておくと大きくなりすぎるため、毎年枝を切ってサイズを抑えています。
食べるのは主に葉です。特に春先の新芽は柔らかく、見た目もきれいなので料理の仕上げによく使います。
フキの炒め物をはじめ、和食の煮物や炒め物の上に新芽をのせると、山椒の香りが加わります。緑色が入って見た目もよくなるので、我が家では重宝しています。
自分で苗を買って植えたわけでもないのに、10年ほど毎年利用できている、我が家の庭では少し変わった存在です。
シソ|毎年芽は出るが、完全放置では雑草に負ける
シソも、もともとは妻が実家から苗をもらってきて植えたものです。それから15年以上たち、今では夏になると庭のあちこちから自然に芽が出てきます。
ただし、ミョウガやニラ、フキとは少し違います。
シソは完全に放置すると、雑草に負けていつの間にかなくなってしまうことが多いです。
庭のあちこちに出てきたシソの芽を見つけ、周囲の雑草を取ってやれば大きくなります。きちんと手入れすれば、もっと増やしてたくさん収穫することもできると思います。
ただ、我が家ではそこまでするのは面倒なので、ほとんど手をかけません。そのため収穫量もそれほど多くなく、一番よく使うのはそうめんの薬味です。
15年以上毎年どこかから芽は出てきますが、何もしなくても毎年たくさん食べられるという点では、ミョウガやニラほど強くありません。
ヤマボウシ|20年以上前に植えた庭木の実も食べられる
ヤマボウシは、20年以上前に家を建てた直後、業者に植えてもらった庭木です。
毎年、夏の終わりごろからオレンジ色の実がなり始めます。実の付き方には年によって差があり、たくさんなる年もあれば、あまりならない年もあります。
熟した実は、外側のオレンジ色のやや硬い皮をむいて食べます。中もオレンジ色で、かなりねっとりした食感です。
果肉をかじるというより、中の柔らかい部分を吸う、あるいは舐めるようにして食べる感じです。味は甘く、庭木の実として毎年楽しんでいます。
観賞用として植えた木でしたが、20年以上たった今では、夏の終わりになると実を食べるのも楽しみの一つになりました。
15年以上ほぼ放置して分かったこと
同じ庭に生えている植物でも、放置したときの強さにはかなり差があります。
- ニラは春から秋まで使え、15年以上手入れなしでも残っている
- ミョウガは半日陰で毎年広がり、夏の薬味として十分な量が採れる
- フキは地下茎で広がりすぎ、食べきれないほど増える
- ラッキョウは勢いは弱いが、毎年少しずつ増える
- 山椒は自然に生え、10年ほど料理に使えている
- シソは毎年芽を出すが、雑草を取らないと負けやすい
- ヤマボウシは庭木として植えたが、毎年実も楽しめる
すべてを丁寧に育てる必要はありません。逆に、フキのように放っておくだけで増えすぎるものもあります。
我が家では「家庭菜園をしている」というより、昔植えた植物や自然に生えた植物を、毎年必要な分だけ収穫している感覚です。
15年以上続けてみると、ほとんど手をかけなくても残る植物と、放置すると負けてしまう植物にはかなり違いがあることが分かりました。